「三縁の会」のきょう
塾長:(毎々の)「三縁の会」での講演者のお話は、ご自身の生い立ち、人生観をはじめとして、仕事の悩み、失敗、成功、喜びやリーダーとしてのおもいを赤裸々に開陳してくださり、聞き手は共鳴・共振して胸打たれるものがありますね。
まさしく会員相互、共に熱くなれることが「三縁の会」の真骨頂であり、存在理由<レゾン・デートル>といえるんじゃないでしょうか。
「三縁の会」の創立4周年<2014(平成26)年4月>には、多くの会員さんがそれぞれの「熱いおもい」をメッセージに託し、ホームページに投稿してくださいました。
<三縁の会 創立4周年によせて 会員メッセージ>
お一人、おひとりの「生きざま」とでもいうのでしょうか、「人生観」がWebの中で、「感動の表現」として滲み出ていますね。 その中から、お三人さんのメッセージを紹介させてください。 この玉筆は、「三縁の会」の背骨とでもいえるのではないでしょうか。
京都新聞ホールディングスの顧問で、前京都新聞社長(元編集局長)でいらっしゃった齋藤 修さんは「三縁の会」の本質について、「世のため 人のため」と題して切々と述べています。
(略)「志」のありようは勿論、それぞれであり、また、それぞれでなくてはならないだろう。が、しかし、それぞれの「志」のどこかに、必ず「世のため 人のため」という思いがしっかりと埋め込まれていなければならない、と思う。塾長の思いがそうであるように。 祝4周年。「三縁の会」に集う人たちに栄光あれ。
二つ目は、タイトルを「元気と勇気の三縁の会」とする西村法律事務所の代表弁護士でいらっしゃる、西村 幸三先生です。
元気な人に会いに来る会 元気な人の話を聞きに来る会 元気になって帰る会
それが私にとっての三縁の会。勇気を与えてくれる会。みなさまの熱い志にひかれて足を運んでいます。
三縁の会に来る度に、私も元気と勇気を発信する側に立とうという思いを新たにしています。
三つ目は、九頭竜大社(京都市左京区八瀬)の神職として活躍され、執事(将来は3代目を継承する)でいらっしゃる大西 正浩さんです。
(題)「三縁を大切に」 (略)人は誰でも無数の縁によってこの世に生まれ、様々に縁を結んで人生を歩むのだと思います。
熱い志を抱く縁、互いに尊び合う縁、心の絆を結ぶ縁。 よき三縁を手繰り寄せ、ゆたかな人生にしてゆきたく存じます。
今後の「三縁の会」の弥栄を心よりお祈り申し上げております。
塾長:さて話題を変えまして、議員さんがわれわれの中から出ているというのはすごいですね。「三縁の会」での学びを藤井さんはどのように、活かされているんでしょうか。
藤井:学べたことは多いと思います。吉村さんと出会え、接点を持ち続けていることが良いんです。時には、難しい漢詩を用いてご示唆をいただいていることや、運営についても違うんですよ。政治って、会社の運営と違って「取りまとめ」かなって思うんですよ。「三縁の会」では、いわゆる「取りまとめ学」を学んでますね。
小林:初めの頃は若い方がメインで、今はいろんな世代の方がいますよね。
塾長:社会経験の豊かな方がお越しになるのは、ありがたいですよね。若い方のお話を聞くと、元気になるみたいですね。「もう一度燃えさせてもらえる。それが、三縁の会だ…。」ってそうおっしゃるんです。
藤井:信哉さんは前・日経新聞京都支社長の源関 隆さんのお話しをあげられてますけど…。
吉村:メディアの流れが変わってきていると感じますね。メディアの大きさが逆に負の要因になっていることを感じていて、中小企業やベンチャーが大企業に闘えるという感じがしています。そこが私たちのビジネスチャンスじゃないかと思っていますね。
塾長:小林さんは、中小で若手だからこそ、大企業に立ち向かえるという話しだったんですけど、そういうパワーが次の社会をつくっていく。そのあたりはどうですか。
小林:投資をしなくても、組織でなくてはいけないというものはないですよね。 中小企業の方が、スピード感があっていいんじゃないかとは思いますね。
塾長:いい言葉ですよね。その「スピード感」。
小林:スピードがないと勝てない、そうでないと中小企業が大企業に勝てない。 経験の豊かな年配の方のお話を咀嚼して、日々の仕事の中で落としこむことが大事かなと。
後藤:「三縁の会」の(HPの)閲覧数って伸びてるんですか。
小林:月で1000件強ですね。国際政治学者 若泉 敬先生(元・京都産業大学教授)の キーワードでアクセスする方もいますね。 最近は、ソウル、上海、香港、ホーチミン、マニラそしてアメリカ、イギリス、ブラジルからもアクセスがあります。
吉竹:国内、海外とせっかく見てもらえるなら、もっと積極的に発信していきたいですよね。
吉村:会員のこの人がどういう人かなって、わかるといいですよね。
吉竹:情報交換がその中でできるといいですね。
小林:会員紹介コーナー(会員が他の会員を紹介する)があってもいいんじゃないですか。
吉竹:(会員相互の)ビジネス事例の紹介とかあるといいですよね。
小林:会員さんからの紹介って、絶対失敗できないという気持ちになりますよね。そこでもっともっと互いに紹介し合ってもいいのかなと。
塾長:京都ビジネスのポイントはそこにあるんですよ。あの人の紹介なら間違いない。「一見さんお断り」じゃないですが、京都人の知恵と信頼のゆえんですね。
藤井:後藤さんはいかがですか。
後藤:個人的な話をすると、少数精鋭でもいいかなとも思います。 僕は今の「三縁の会」がダメとは思わないですが、名刺は1~2枚でも、その人のことをもっと知ることが大事ではないかなと思いますね。一方で、人数が必要だとは思っています。
吉竹:それは、人それぞれの楽しみ方ですよね。僕も後藤さんと同じで、後藤さんとたまたま2回ともテーブルが同じだったんですけど、それまでお互いにどんな仕事をしているか知らなかったんです。(笑)
後藤:そこで僕は吉竹さんに不快な思いをさせてしまったんですよね。(笑)
吉竹:後日(陳謝の)メールいただきましたね。(笑)
後藤:僕はもっと面白い野次を飛ばせてもいいかなと思ってます。塾長がボケて僕がいじるという。もっとツッコンでいいんじゃないかと。あのじじい、なにやってんねんって…。
塾長:そう、そうなんです。ツッコミは大事ですよね。(一同笑)
仲田 匡志さん(座談会の記録役)より質問:みなさんにお聞きしたいのですが、「これからの若い20代の方への思いや考えを教えて下さい」
藤井:議員インターンシップで若い学生さんを受け入れているんですが、めちゃくちゃやる気があって、広い視野をもっていらっしゃる。とても立派ですよ。10年前と違って、起業のハードルが高いようです。起業しやすいけど、成功しにくいというか…。
小林:20代で(起業)やって、難しいことはありますね。
藤井:HPでいうと、無料でできるじゃないですか。価値が付けにくいというか。
吉竹:無料で取れる情報が増えてきた。昔は社労士しか持っていない知識が、今やネットにありますしね。
塾長:プロとアマチュアの境目がぼやけてきている。
吉竹:ネットにあるのは一般的なことで、それぞれのケースを精査し対応するにはプロでないと難しいんです。そこがプロの真骨頂なんです。
小林:付加価値の付け方がわからない。これは、失敗しないとわからない。時代によって変わりますから。失敗は大事な勲章なんです。
藤井:子どもできてからだと起業は難しいですよね。
吉竹:会社勤務経験も必要じゃないかと思います。
藤井:僕も2年間働いていました。
後藤:学生さんには「三縁の会」に参加してほしいなぁ。僕たち自身が刺激を受けて、自分を見つめ直すのはいいのかもしれない。 ぜひぜひ、きてほしい。学生さんとの「座談会・シンポジウム」とか、やりたいですね。